“新世代育成セミナー”

第2回青少年育成セミナー H8.8.11.(日) 午前10:00〜午後4:00
会 場  伊豆美陶芸の森
講 師  日蓮宗 大行寺住職 星野是高氏
テーマ  命について学ぶ
 「命について学ぶ」三島南RC パスト会長 田辺篤
 さわやかな夏の日差しが降り注ぐ中、大自然豊かな伊豆美陶芸の森で青少年育成セミナーの第2回目が行われました。このセミナーは、ロータリークラブとして最高の名誉である「意義ある業績賞」が送られたプロジェクトでした。
 実施方法として、まず午前中に楽しい行事の中から色々なことを実感させ、午後は、自分が午前中に実感した事も重ねて考えられる様な内容といたしました。
 まず、塾生全員で陶芸教室と、原コーディネーターのご指導による簡単な遊びを通しての仲間作りにより、塾生の気持ちを引きつけ、年齢や学年に関係なく友達や仲間をつくり、友情の大切さとすばらしさを実感させました。これは反面、当セミナーに対する一体感を持たせ、積極的にセミナーに参加しやすい様に導くというねらいもありました。
 その後、魚のつかみ取りを実施し、自分の手で魚を捕まえ、殺し、調理し、食べる一連の行動により、塾生の命に対する認識、自分たちが普段何気なく食べている物に対する認識を深めさせました。会員の準備したカレーと自分たちの手で命を絶った魚を昼食にした後、星野住職の講話を聞いて命の大切さ、仲間や友達意識の重要さ、一生懸命生きることのすばらしさを身をもって実感できたと思います。
 その後、ロータリアンとのグループディスカッションを行い、いじめについて話し合いました。現在の青少年は、自然の中で生物の命を感じる機会が少なくなり、その大切さを知ることが少なくなり、命についての認識が薄くなってきたと思います。そう言った観点からも今回のセミナーは大変有意義であったと感じています。同時に私達は青少年が健全に育成出来るような環境を出来るだけ壊さないようにする義務があると思います。参加した塾生たちはこの1日で素晴らしい何かを得て成長できたと思います。青少年を健全に育成することは大変難しいことですが、塾生たちが一歩ずつ健全に育成していく姿に触れることが出来たこのセミナーは、塾生たちだけでなく三島南ロータリークラブの会員自身の勉強にもなったと思います。塾生たちが残していった笑顔や感想文は私達の宝物です。最後になりましたが、静岡・山梨地区81クラブ中1クラブしか受賞できない「意義ある業績賞」を獲得したこのプロジェクトに対し、ご協力頂いた当クラブの会員や多くのボランティアの皆様に心よりお礼申し上げます。

 ...感想
私は住職さんの話を聞いて、命はとても大切だと思いました。中でも、3人兄弟の話がとても心に残っています。私は次男の正男が、とてもえらいと思う。自分がからだが不自由なのに、自分の足で山に最後まで登ることが出来たのはすごいと思った。私だったら、他の人に手伝ってもらうと思う。住職さんが「人はすぐ自分のやった事を、他人のせいにする。」といっていたけど、私もそれにあてはまる気がする。これからは、いい訳もせずに素直になったらいいと思った。住職さんの話はとても勉強になりました。
疑問に思うことがある。それは「死んでしまったら、本人の意識はどうなってしまうのか?」ということ。よく「眠って夢を見てない状態と同じ。」と言われるけど、実感ないし。わかるような気もスルけど。あとは、生まれ変わりについて。生まれ変わっても、前の意識はナイわけだし....すごい不思議。自分だって誰かの生まれ変わりなわけで。どうなっているのでしょう、昼の魚は。つかまえた時&さばいた時&火にかけた時はすっごい罪悪感、心の中で「かわいそーゴメンねー。」連発。でも焼いて目の前に出されてみれば、ケロッとしちゃって、食べれば「おいしー。」って思うし。ふだんだって、肉とか魚とか、全部殺して食べてるわけだし。意味もなく、虫とかとって殺しちゃうよりはいいと思う、食べる方が。それなら魚たちだって、あきらめがつくってモンじゃない?私だって誰か個人の自己満足のために殺されるんなら、臓器イショクにでも提供しますよ。誰かの役にたってると思えば、気も楽になるハズ。

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